九州自転車旅行 DAY7 指宿・開聞岳ライド


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九州自転車旅行 DAY7

2017年9月10日(日)

九州自転車旅行の七日目

旅に出て、1週間という長い時間が過ぎた

前半は雨に泣かされ不完全燃焼な感じだったが、ここ2、3日天気に恵まれている

昨日、鹿児島の妹の家に着いたのが24時近くと非常に遅く、この日は8時ちょっと前に起床とだいぶ遅い

妹の家に着く寸前でリム打ちパンクしていたので、起きてからチューブの交換

案の定、ざっくりとチューブが裂けていて新しいものと交換した

いつぞやかここでお話ししたと思うが、ウチには2人妹がいて両方とも既婚者なのだが、旦那が2人ともロードバイク乗りと、幸運にも同じ趣味同士

なのでこの日は妹の旦那とライドする予定

ゆっくりと朝食を食べ、出発したのは9時過ぎ

あまりにも出発が遅かったのでルートは縮小し本来は枕崎まで行く予定をカットし「指宿、開聞岳」周りをライドする事にした

車にロードバイク二台積んで、さー出発!!!

今日も晴れ晴れとした天気の中を走れると思うとテンションが上がるが・・10kmほど進んだ時に妹から電話が・・・

「ねーヘルメットとホイールが玄関の外にあんだけど・・・」

ということで、急いでリターン(笑)

車に積み込み忘れ

そんなトラブルがありつつ・・やや混雑した海沿いの国道226号線を進み「道の駅 いぶすき」から出発した

道の駅 いぶすき〜池田湖



「道の駅いぶすき」から出発し、まずは池田湖を目指す

道の駅から少し国道を通り、県道28号線に入ると薩摩富士と言われる開聞岳へまっすぐ伸びるかのような美しい一本道

この日はこの旅始まって一番の疲れのピークだったのかもしれない・・

とにかく脚が回らず、サドルバッグすら付けていない車体は8kg前半ぐらいの重さなのに、とにかくダレた走りしかできなかった

この1週間、ひとり旅なので本当にひたすら自然の中に身を置いて会話がほぼなかった僕は、久々に同行者がいるのでたぶんよく喋っていたと思う

妹の旦那とおしゃべりしながら走っていると、わずか8kmほどで池田湖に到着

この池田湖は周囲15kmほどの、ほぼ円形の九州最大の湖

昭和の中頃に、池田湖には巨大水棲生物がいると噂され、ネス湖の未確認生物で有名な「ネッシー」に真似て「イッシー」と呼ばれているらしい

とくに絶景や何かがある訳ではでは無いが、落ち着いた普通の湖という感じ

少し湖を見渡した後に、池田湖を離れ今日のメインである開聞岳へ向かう

池田湖〜開聞岳

池田湖のドライブインのような感じの「池田湖パラダイス」近辺から、池田湖より少し小高い所にある県道236号線にアクセスするものの、ショートカットしたら斜度がキツく所々15〜18%ぐらい

県道236号線に入り高度が上がると木々の隙間から、美しい開聞岳の姿

そして途中には雰囲気がたっぷりな隧道

この隧道を抜けると、林道鳥越線なるものがあるが…gogle mapにも載ってなく興味はあるがとりあえずスルー

池田湖から開聞岳へは県道28号線で開聞岳へアクセスするのが近いし手っ取り早い

わざわざ遠回りしたのはCMや映画で見かけた事がある方もいるかもしれない、この景色を撮りたかったから


トップ画像にもしてますが、ここは「せびら自然公園」といって開聞岳のビュースポット

すばらしい和のテイスト感溢れた風景で、ここで小休止

展望台から開聞岳とは逆を向けば、湾曲した海岸がどこまでも伸びている

各々撮影し、のんびりしてから今日のメインである開聞岳一周コースへ向かう

あまり好きではない国道226号線の海岸線沿いを進むのだが、眼前に開聞岳を眺めながら走る風景は格別

しばらくすると指宿枕崎線「入野駅」に近づくが、その近辺から開聞岳の周りを一周できるコースへと分岐する

入ってすぐ眼前に開聞岳

この開聞岳、標高はわずか924mと低い。この標高で日本百名山に名を連ねるのは例外らしい。ただ独立峰で海抜0mからの登山となるので標高差900mという登山をする場合はなかなか登る所みたいだ

前述した通り独立峰である事から山頂付近からは遮るものがなく絶景を拝めるんだとか・・

そんな開聞岳はロードバイクの場合、その周りを一周する事ができる(正確には3/4ぐらい)

鹿児島というと桜島、霧島などがライドの鉄板だと思うが、この開聞岳や指宿も負けるに劣らない素晴らしい所

十数年前に、青春18きっぷで色々旅をしていた時に指宿の方へ行こうと思ったが、その電車の本数の少なさに断念した事がある

そんな事があり、次に鹿児島に来た際は薩摩半島、指宿・開聞岳辺りを攻めたいなと思っていた

旅の準備で調べていた所、ご存知の方も多い「つむり氏」の鹿児島ライドの記事でこのコースを知った

とにかくこの開聞岳の外周ルートは車は少ない、というか後半は皆無だし通れないと思う

前半は遮るものが少なく、美しい開聞岳を横目に走れる

のんびりとした田畑の中を走り進んでいると・・

花瀬望比公園という看板が見えた。ちょっと気になったので行ってみたら、とてもしんみりとし寂しい所だった

景色は美しいけど、うわ〜〜きれ〜〜〜って気軽に言えないそんな場所





そうここは第二次世界大戦のフィリピン方面で戦死された方々の慰霊碑のある場所

とても静かで独特な空気感

そんな花瀬望比公園を後にして開聞岳の外周コースに戻る

この外周コースは「開聞岳」と「海」を隔てる中間を走るような感じで、最初こそ木々に遮られ海は見えないものの徐々に美しい海岸線の景色が見えてくる

言うまでも無く、いつでもどこでも開聞岳の美しい姿は眺められる

とにかく静かで車など無く、景色も相まって素晴らしいライド


この外周コースは開聞岳の3/4ぐらいを回るコースで約10kmぐらいの行程

その最後の最後で長くそしてガレていて、さらに怖いトンネルがある

トンネルの中に灯りなどは無く、暗い

天井にには外光を入れるための穴があるが、それでも暗く、そして不気味

波打ったコンクリ打ちの路面はガタガタで、こちらのライトを最大にして路面確認しながらゆっくり進む

反時計回りで開聞岳を回ると、ここは下になる

そしてそれが1km近く続くので、なかなか手強い

途中、こんな風にトンネルを抜け緑のアーチになるが、またすぐに薄暗く不気味なトンネルが続く・・

トンネルを抜ければ開聞岳外周コースも終わり

開聞岳外周コースは車もなく快適で、さらに景色もいいので大満足だったが・・最後のトンネルだけは一人では行きたくない

開聞岳〜長崎鼻

開聞岳の外周コースが終わり、次に向かったのは「長崎鼻」

この長崎鼻は薩摩半島の最南端にある岬で、指宿カルデラの一角で一体は火山岩で形成されている

この長崎鼻はちょっとした観光地で、入り口にはびっしりと売店が立ち並ぶ

車止め以降は観光客も多くロードバイクを降りて歩いて岬へ向かう

この長崎鼻は妨げる障害物がないので美しい山容の開聞岳をのぞめる

やはりこの開聞岳の山容は美しい。裾野から山頂までのなだらなかな曲線は美しく、薩摩富士と呼ばれるのも頷ける

独立峰であること事から、とにかくどこからでも目立つ。特に海から見る開聞岳ははっきりと裾野から見え、ここからの景色は抜群だ


火山岩で形成された地は荒々しく、美しい


岬の先端には灯台があり、そこでゆっくりし長崎鼻を後にした

次に向かうはJR最南端の駅「西大山」

JR最南端の駅「西大山」〜道の駅 いぶすき

この「西大山駅」にはいつか行きたいと思っていた

2001年、今から16年前に屋久島へ向かう旅路の途中で鹿児島には来た時、あまりの電車の本数の少なさに断念した事があった

「西大山駅」はJRのなかで最南端に位置する駅でわずか上り下りで8本づつしか電車が来ない

今回の旅ではロードバイクなので電車を気にしなくてよく、さらにルート沿いにもあった事から向かう事にした

長崎鼻をでて県道を進み西大山駅へと向かう


路面は綺麗で車も少なく広大な畑の中を突っ切って進んでいく

そして、ほどなくして念願の西大山駅に着いた

この時はすでに夕方に差し掛かりそうな時で、逆光だがこの駅は美しい開聞岳の姿がホームから望める

妹の旦那と交互で夢中で写真を撮っていたら、予期していなかったのだが、カンカンカ〜ンと音が響き近くの踏切が閉まった

わずか1日上下合わせて16本の電車に出会えるとは思わず、急な出来事にワクワクしながらカメラを構えた

まさか今日ここで「JR最南端の木標」と「指宿枕崎線」と「開聞岳」が一緒になった写真を撮れるなんて思いもせず、興奮が収まらなかった

なんの変哲も無い、無人の駅は古い電車と少し西日になった温かい色で包まれ、まっすぐの伸びたレールの上を走る電車が見えなくなるまでホームから見送った

電車を見送った後は、西大山駅の前にある売店で「JR最南端駅の到達証明」を記念に買って、こちらの名物らしい「指宿のマンゴージェラート」に舌鼓♪

そして、あまりゆっくりすると日が落ちてしまうので西大山駅を後にし、車のある「道の駅 いぶすき」へと向かった

西大山駅〜道の駅 いぶすき

西大山駅から国道226号線に入り指宿へ向け走るものの、国道だけに車が多く、さらに途中からバイパスになり少し長いトンネルもあるので、これを回避

山川港の方へ下りて平行する国道に入った

山川港に着いた時は日は傾き始め、ゆっくりと辺りをオレンジ色に染めていく

なんとなく来た山川港だが、ここには山川駅といって「JR最南端の有人駅」の木標があったりする

なにも調べずに来たが、今日は運良く「JR最南端の駅」と「有人駅のJR最南端の駅」の二つを巡った事になった

山川駅からは国道269号線を進み、再び国道226号線とぶつかる所で指宿温泉へ向かった

そうこの指宿温泉は関東圏の方も見た事が多いと思われる「砂むし」が有名

地熱を利用し暖められた砂をかけ体を密封し血液循環を高めデトックス効果があるんだとか・・

実はこのライドの帰りに、車で指宿に戻って休暇村の砂むし温泉に入ったのだけど、とにかく暖かく汗が出る、かなり気持ち良く疲労回復に一役買った気がします

指宿温泉街を抜け県道238号線を進むのだけど、休暇村を過ぎ、キャンプ場を過ぎると海沿いの道になるのだけど、これが素晴らしい所


海沿いギリギリの道は、潮風と美しい夕日に包まれ、そして車は少なく路面もいい

一眼レフのISO感度を上げて、何度もシャッターを切った


味気ない車の多い国道より、少し遠回りしてもこの方がいい

そして・・日が完全に落ちる頃に「道のえき いぶすき」に到着し本日のライドは終了

わずか63.2km 671m upの小さな旅でしたが、妹の旦那と共に指宿を満喫できた素晴らしい1日になりました

九州自転車旅行 DAY7 まとめ

旅の七日目

とうとう自転車旅行が始まり1週間が経った

ずいぶん長く、そして遠くまで来た

この1週間、雨で予定を縮小した事はあるものの毎日ロードバイクで走り、登るという幸せな日々だ

この1週間で「総距離573.5km 獲得標高7172m」

さすがに慣れていない事をしているので、疲労感が残り今日のライドはダラダラだった

幸い妹の旦那も鹿児島に転勤してからロードバイクに乗る時間も無いぐらいの激務で、リハビリを兼ねていたので塩梅のよい距離だったのかもしれない

兼ねてから見たかった「開聞岳」のその山容は本当に美しく、薩摩富士と呼ばれるのがよく分かる

そしてやっとJR最南端の駅に行けたこともこの日の収穫

のんびり走り、おしゃべりして・・・久々に人と走る時間はこの旅では珍しく、とても楽しい時間だった

本来は枕崎の方まで足を伸ばしたかったけど・・それはいずれ・・

帰路は砂蒸し風呂に入り、温泉に入り、帰宅したら姪っ子と遊んで早めの就寝

明日は夜行便で屋久島へ向かう

それまでは、この旅で唯一の休息日

どうやら台風が急遽進路を変えて九州に直撃するかもしれない・・・また天気とにらめっこの日々になりそうだ

とうとう旅も後半戦

これから屋久島・種子島を満喫する予定

久々に誰かがいる空間での就寝は思いの外心地よく、布団に入りすぐに目を閉じた

九州自転車旅行 七日目 完

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