九州自転車旅行 DAY3 阿蘇ミルクロード〜ラピュタの道〜パノラマライン


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九州自転車旅行 DAY3

2017年9月6日(水)

九州自転車旅行の三日目

昨日の宿の到着が遅いのもあって、なかなか起きれなかった

今まで2日連続でライドした事はあるものの、3日間というのは始めて。起きて軽くストレッチするものの、やや体が重い

カーテンを開けるものの、天気はやはり芳しく無い

GPVを確認すると、午前中は何とか雨はなさそうで午後に降ったり止んだりの予報

今回の旅行のメインである阿蘇

やんわりとこの旅行を計画している時から「阿蘇だけは絶対に時間をかけて周る」と心に決めてた

だから2泊3日で阿蘇を堪能する予定だ

この阿蘇の地は、勝手に尊敬している、自転車人に寄稿されていたsum氏の「自転車百景」で知った

美しい写真に何度も思いを馳せ、何度もブログを読ませて頂いたことか・・・

そしてやっと僕も憧れの「阿蘇の地」を今日走る

前日、ほぼナイトライドで走ってはいるが、美しい牧草地帯と緑の絨毯の「ミルクロード」

ミルクロードの途中にある、震災で不通となった天空に伸びる道「ラピュタの道」

美しい山容と牧草地帯を走る山岳コースの「阿蘇パノラマライン」

どれもこれも絶景で阿蘇ライドで外せない所

ちょっとワクワクで朝食があまり喉を通らなかったけど・・無理やり押し込んでライドの準備

少しでもいいから晴れ間あって欲しいと願いながら宿を出た



阿蘇ミルクロード 赤水〜二重峠〜ラピュタの道

昨日と今日は阿蘇赤水の近くに泊まっていた

宿から素直に国道57号線を進めばいいのだが・・・宿裏の田んぼの稲穂が黄色く染まっていて田んぼの中を通る事に

途中、豊肥本線の線路を超えたのだが・・・

2016年4月に起きた熊本地震の影響で1年半ほど経った今でも豊肥本線の肥後大津〜阿蘇の区間は復旧の目処がたってない

ここはちょうど「赤水駅」の近くだが、もう1年半ほど電車が通ってないので線路には雑草が生え、まるで廃線した線路のよう

あれから1年以上経ったというのに、震災の爪痕は多く、こういった風景は心が痛い

踏切を横断するとそこは田んぼのど真ん中

黄色と緑のコントラストが非常に美しく、さらに厚い雲がかかってしまっているけど、阿蘇外輪山が雄大にそびえ立つ

阿蘇はご存知の通りカルデラ地形でその周りを外輪山で囲まれている

世界でも有数のカルデラ地形であり、その内側に集落、農地、道路、鉄道など安定した生活基盤があるのは世界でも珍しいようだ

これから行くミルクロードは外離山の北側

ちょうどミルクロードにある二重峠方向をみると厚い雲に覆われ、少し気分が沈んだ。

が、前線が停滞している事を考えると「雨が降らないだけマシか・・」と思いつつ先に進む

田んぼの中を突っ切り県道23号線に入り県道339号線(北外輪山大津線)、通称「ミルクロード」を目指す

阿蘇は現在、震災で阿蘇大橋が崩落した事により、熊本からの大動脈である国道57号線が寸断されミルクロードが迂回路となっている

その影響で非常に朝はミルクロード目指す車が多い

特に4t以上のトラックは、各地で制限があり通行可能な所に集まりやすく片側一車線でさらに路肩も狭いK23は非常に走りにくい

さらに、ワインディングの続く約2km区間は斜度も比較的高く平均勾配9%に近い

路肩の広い所で大型トラックやダンプカーをやり過ごし、ゆっくり進んでいく

この日は連泊だったので、荷物を宿に置いてあるので非常に車体が軽い。これがフル装備の14kgだったとすると・・・ちょっとゾッとした

ダンシングをまぜつつ、二重峠(ふたえのとうげ)に何とか到着

二重峠は展望台がこの写真の手前にあるのだけど、震災の影響かフェンスで覆われ入れなかった

二重峠からの景色は本来「阿蘇五岳」が目の前に雄大に広がる絶景なのだが・・・厚い雲に覆われ残念な景色

阿蘇五岳は望めなくとも、カルデラの北外輪山は美しく、ゆっくりと湧き上がった霧が駆け上がる様に息を飲んだ



二重峠から少し進めば「ミルクロード」と合流する交差点へ

ミルクロードに入るものの霧が濃い

先ほどの交差点から主に展望のない樹林帯を抜け約1kmで「二重峠 石畳」へ

ここは歴史の道で「加藤清正が作った肥後と豊後を結ぶ豊後街道の一部」。約1.6kmにわたり幅約3メートルの石畳が敷き詰められ、そこからは阿蘇市や阿蘇五岳を望める絶景なのですが・・・こちらも何も見えず・・。

ここはバイクラックもあり、ロードバイクの置き場には困らない

霧が晴れるのを待ってても、この天気なので諦め先へ

この日は25度を下回るぐらいの気温でやや涼しい、Raphaのブルベジャージにビブと寒い時だけアームウォーマー

ミルクラインはアップダウンを繰り返すのは昨日のナイトランで分かっていた

特に「熊本方向から大観峰」へ向かう方がやや勾配がキツい

本来、牧草地を突っ切り、さらに阿蘇の街並みを一望しながら走れる絶景ルートも濃霧で見えなければただの修行コース

淡々とペダルを回し4~5km進んだ頃だったか、霧が晴れ始め美しい広大な牧草地帯が広がる

どこまでも続くかのような草原が広がり非常に気持ちのよい空間

ここまで来ると車も少なく、風でなびく草木の音、ゾンダのラチェット音が広い草原に響く

本当にこのミルクロードは特別だ

ただただ「広大」で晴れていれば青い空と広大な草原の組み合わせに心を奪われていたんだろう・・・晴れの日を想像して走っていた

ミルクロードに入った交差点から約7kmちょっとで次の目的地である「ラピュタの道」の入り口に着いた

ラピュタの道

昨日ここを通っているはずなんだけど・・まったく気づかなかった

この「ラピュタの道」は俗称で本来は農道で「阿蘇市道狩尾幹線」という

阿蘇外輪山の断崖絶壁を縫うような道路で、その様は天空に伸びるかのような道である事、ジブリの「天空の城ラピュタ」のシーンの一部を彷彿させる事から「ラピュタの道」や「天空の道」などと呼ばれている

「ラピュタの道」も震災の影響で崩壊、崩落、陥没など甚大な被害があり現在も通行止め。さらに復旧には大規模な工事が必要でその額100億を超えることから熊本県は全面復旧を断念したとの報道が2017年8月末にあったばかり

グーグルマップには「ラピュタの道 展望台」とあるので、てっきりデッキなどあるのかと思ったら見当たらない・・ロードバイクを牧草ロールの脇に停め散策する事に


ミルクロードからわずか数メートル、チェーンで完全に塞がれた場所があり、そこから覗いただけでも多くの落石、そして法面の崩壊は酷く、その惨状に立ちすくんでしまった。

そこから見える景色は、低い雲が足早に通り真っ白な世界と時間が経てば雲の切れ間から阿蘇市の風景がチラチラと見える

前日の雨の影響なのか辺りから蒸気が湧き上がり、そして霧、雲となっていく様を眺めながらゆっくりと畦道を進む


ラピュタの道のすぐ右には地図にない道が外輪山を這うようにあり、きっとあそこも走れれば絶景に違いないと思いながらシャッターを切った

辺りに人はなく、そよ風で流れる草の音と僕の呼吸しか聞こえない世界

雲の流れが早くあっという間に白い世界に包まれた

少し嫌な予感がした。もしかしたらこのまま真っ白な世界ではないかと・・・けどよく観察すると雲の流れが速い

つい先ほどまで視界はクリアーだったので「待てば絶対にラピュタの道が現れる」と確信した

待つ事10分、少しづつ目の前に現れる「ラピュタの道」は圧巻だった

徐々に現れる「ラピュタの道」は神々しく、本当に天空に伸びる道のよう

ドキドキの連続だった。天に伸びるように突き出た道は幻想的で、夢中でシャッターを切った

そして、望遠でファインダーを覗いた時、その痛々しい惨状が目に入り、本当に胸が痛んだ

完全に道路が崩壊した部分、法面の崩れ・・・いつもならツイッターで感嘆の声を上げそうな素晴らしい風景だが、そんな気分になれない。美しさと哀しさが混在し、やっとそれを飲み込めた1日後ぐらいにラピュタの道のツイートをした

とにかく痛々しい惨状だ。これを見れはそう簡単に復旧できない事が理解できた。

それと同時に、震災前にここを走れた人たちは本当に貴重な体験をされたんだと、この風景をみてそう思った。

ここを走れる事はもう無いかもしれない、そして東京に住む僕にはあまりにも遠い

湧き上がった感情を上手く処理できぬまま、ただ立ちすくみ、そしてシャッターを切っていた気がする








どれぐらいここで時間を過ごしただろう、最後にゆっくりその場で360度まわりこの景色に別れを告げた

このラピュタの道は本当に後世に残すべき美しい風景

まだ震災の爪痕多く、被災された方々が最優先だしライフラインの復旧も途中だ。一旦落ち着いた時に「ラピュタの道」が全線とはいかなくとも部分的に復旧する事を切に願っています

阿蘇ミルクロード 西湯浦園地展望所・大観峰

ラピュタの道ショックからかどうも気分が浮ついた感じ

これで晴れならば気分もスカッとしたんだろうげど・・あいにくの天気

広い牧草地には牛が放牧されミルクロードを走れば気軽にそんな景色に出会える

さらに熊本方面側の車線になるが、阿蘇市街、遠くには阿蘇五岳を望める展望は素晴らしいの一言

僕が何よりも好きなのは、その山容

なだらかな凹凸が組み合わさり、美しい緑の芝が生えている。高い木々は無く本当にその地形がはっきりと分かる。なだらかな曲線は女性的で美しい

ラピュタの道の入り口から1〜2kmぐらいだろうか、かぶと岩展望所の前に「ピッグフルークカフェ」というのがある

ここはバイクラック、トイレ、自販機もあり昨日真っ暗な中ここで休憩させて頂いた

どのような施設か事前知識はなく、覗いてみると「ドイツ国際コンクール金賞のフランクフルト」があるようだ。しかも、可愛い雑貨もあったりで広大な牧草地にポツンと建つこのお店は賑わっていた


時間はたしか11時を過ぎていたと思う。この先の補給場所も不明な事や、テラスでフランクドックを食べているのを見て興味がでたのもあり、速い昼食にした

朝食からそんな時間が経っていないのもあって、これ一つで満足したが、普通ならお菓子程度

酸味のきいたオニオンソースは美味しくソーセージも美味い!! 一緒に頼んだジャージー牛乳もコクがあり大満足

二重峠 石畳、ラピュタの道、そしてここ、ずいぶんと止まってばかりなので先を急ぐ事に

ちなみにここは「かぶと岩展望台」というのがあるが2017年9月現在、震災の影響で行く事はできない

「ピッグフルークカフェ」から3〜4kmほどでまたも展望台とレストランがある

ここは「西湯浦園地展望所」で美しい阿蘇五岳を望める展望台

ここにある「北山レストラン」では阿蘇の名物「あか牛」をいただくとこが出来るのだが・・さすがに入らないので諦めた

レストラン近辺からの風景もまたいいのだが・・ここはさらに奥に崖の先っぽにある展望台があり、歩いて行く事に


この展望台は空に浮かんだような、崖の先っぽにある

近くに駐車場、レストラン、気軽に歩いていける距離なのでけっこう人がいる

本来ここからの景色は360度パノラマと共に阿蘇五岳と市街を望める絶景だが・・今日は阿蘇五岳と縁がないようだ・・

なだらかに平野部に流れる曲線、木々のほぼない美しい草原といいどこを切り取っても美しい風景に目を奪われる


この時、ほんとたまにだが、雲の切れ間から時折日差しが差す事もあり先を急ぐ事に

次に目指すのはこちらも大パノラマ絶景の「大観峰」

ミルクロードで恐らく一番の大きい展望所と売店

「西湯浦園地展望所」から「大観峰」までは約8kmぐらいの道のり

大観峰の方の雲はややグレーがかっていて・・不穏な天気。やはり午後の天気はイマイチのようだ

「西湯浦園地展望所」から数キロは展望が良く、恐らく晴れていれば気持ちのよい絶景ロード

今までが緑の絨毯の牧草地帯の走行に対して、比較的見通しのよい展望ロード

カルデラの地形ってアメリカのナイアガラの滝のようなストンと落ちる地形でミルクロードの見通しのよい所から眺めると、その形がはっきり分かる

大観峰に熊本側から向かう場合は右は「展望」左は「牧草地帯」と右見て左見ての大忙しに


そして「大観峰」に着くものの視界ゼロの濃霧

大観峰にもバイクラックがトイレ近くにあるので、そこに置いて散策


ここも景色が良いはずなんだけど・・・とにかく視界が悪い

展望台までいくものの完全なる白の世界に意気消沈・・・本来ここはちょうど阿蘇五岳をほぼど真ん中から望める展望なのですが・・・

待っていても霧は晴れそうにないので、しかたなく売店へ

このソフトクリームとプリンを食べてたら大雨が降ってきて軒下に退避

大粒の雨が降り、しばらく待機

20〜30分ほどで雨脚が弱まったので出発

もちろん路面はウェットで視界も悪い

淡々とペダルを回すものの、再び強い雨

上はレインジャケットを着用しているので、ほぼ濡れる事はなかったが、今回一番の足りなかった装備で困ったのは足元

とにかくビンディングシューズと靴下が濡れると不快だ

行く直前までRaphaのレインシューズカバーが安かったので買うか悩んだのだが・・買わなかった事を後悔した

次第に雨は止んだものの、足元はグチャグチャでとても不快な感じだ

そして大観峰から約11kmほどで北外輪山の東にある「城山展望所」へ



こちらも言うまでも無く、阿蘇五岳を望める絶景スポットの一つ

雨上がりの森からは、薄っすらと蒸気が立ち込め幻想的な風景

城山展望所に着いた時、雨と霧にうんざりしていた僕は、このまま天気が好転しないなら帰路につこうかと思っていた

前日のナイトライド、そして今日と、何も見えない中のミルクロードに飽きていたんだと思う。さらに微妙な斜度のアップダウンで足を削られている

宿に戻ろうかと思案していたら・・阿蘇五岳付近に日が差し始めている!

恐らく阿蘇パノラマラインでは晴れ間を拝めるんじゃないと思って急いで出発した

やっと青空が見れるかもしれないと思うといてもたってもいれれない。きっと阿蘇パノラマラインでは絶景を拝めるはすだと、強く思いながら先に進んだ

阿蘇パノラマライン

ウェットコンディションなので慎重に素早く降りると目の前には少しづつ青空が見え始め期待に胸が膨らんだ

振り返れば阿蘇北外輪山は未だ厚い雲の中。そんな景色でも黄色く色づいた稲とカルデラの地の景色は抜群

車通りを避け、田んぼの中をひたすら進む、やはりパノラマライン方面には青空が出ている。のんびりしていたら青空が無くなってしまうんじゃないかと気だけが焦るがウェット部分は慎重に、乾いている所はスピードを上げてとにかく前に進んだ

城山展望所から約12kmでパノラマラインの入口になり、写真も撮らず速度を上げヒルクライム開始

入口から約4.5kmは樹林帯の走行、平均勾配は4.5%。少しづつ木々が少なくなり牧草地も見え始め・・そこには青空も!

とにかく嬉しかった、青空が

早く展望の開けた所に出たいと、必死にペダルを回し進んだ

旅が始まって以来、前線の停滞ですこぶる天気が悪い。

たぶん鬱憤もたまっていたんだろう樹林帯を抜けるその景色に一気に感情が高まった

凄いアドレナリンが出て青空を見れた事に大興奮した

しかも進めば進むほど、美しい山並みが見える。

そして完全に展望が良くなった「パノラマラインのゲート」で城山展望所から始めて足を着いた

久々の青空・・そして雄大な阿蘇の山

「そう!俺はこれを見たかったんだ!」

そう思いながら立ちすくみゆっくりと一回シャッターを押した

ゲートを過ぎてすぐに目に入ったのが「杵島岳(きしまだけ)」

なだらかな山容の火山地形で、なんといっても放射線状の谷が特徴的で美しい

パノラマラインから左を向けば阿蘇の街、そして奥には未だ厚い雲に覆われているが北外輪山が見える

やっぱり光があると写真に立体感がある。光が無く陰影のうまれない曇りはどうしても絵がフラットになりがち。だからあまり好きではないがコントラストと彩度を上げ気味になってしまう・・

雲の流れは遅く、まだこの青空は続きそうなので、ゆっくりと踏みしめるように進んだ

ミルクロードでは見慣れてしまった広大な草原に放牧される牛。そんな景色も少しの青空があれば立体感が増し新鮮だった。


ゆっくりと進むとそこには雄大な山々。ここは「楢尾岳、高岳」を望めるパノラマラインの絶景スポットの一つ

美しい緑の絨毯に覆われ、そして何と言ってもいくつもの谷がなだらかに裾に流れていく山容に、ただ息を飲んだ


僕が無知識なのかもしれないが、どこにも例えられない特別なフィールド。広大な牧草地に美しい山々を眼前に望める。

やっと見たかった阿蘇の風景を垣間見たそんな思いでいっぱいだった

ここから少し直線の登りが始まるが右を見ても左を見ても絶景

太陽に照らされた牧草地は陰影があり、そして太陽光でキラキラしている

この道は空へと続くかのように、ゆっくりと高度を上げてく

後ろを振り向けば、またもそこは「楢尾岳、高岳」

何度見ても見惚れる本当に美しい景色

パノラマラインは本当に多くの牛が放牧されていて、西日の斜光が影を伸ばし美しい

少しづつ高度が上がりそこから見える阿蘇の街が小さくなっていく

パノラマラインは何度もいうように山の裾野、斜面に広がる広大な牧草地を走る山岳コース。かなり展望は良く阿蘇に来たら是非走って欲しい絶景ロード


つい1時間前ぐらいまで、雨の中を走りモチベーションは下がっていたのが嘘のように、青空と共に上がっていった

パノラマラインはゲートから、わずか3~4kmでこの景色。この先には「草千里ケ浜」「米塚」など高度が上がっても見所は満載!

展望の良かった区間も一旦終わり、先に進みますが・・杵島岳は厚い雲に覆われ始め、不安が過る

先に進むものの辺りは雲に太陽が遮られ再びフラットな世界


この先は樹林帯の走行。さらに濃霧でまったく景色は見えず辛い時間だった

淡い期待を持ち進むものの一向に良くなるどころか悪化

一旦のピークである標高1200m近い「阿蘇火山博物館」に着いた頃には辺りは濃霧で視界が遮られ辺りは真っ白な世界に


この先には「草千里ケ浜」という烏帽子岳と大草原、そして雨が溜まってできた池が点在する阿蘇の代表的な観光地がある

ここも行きたかった所の一つだが、この霧で断念した

帰路だが南阿蘇側に降りる『阿蘇南登山道(吉田線)』か宿の位置を考えると本来なら『阿蘇北登山道(赤水線)』で降るのが早い

が、いずれも震災の影響で復旧中で通れない。なので来た道『阿蘇東登山道(坊中線)』下らねばならないのだけど、ここも時間帯通行止となっていて19時にゲートが閉まってしまう

「阿蘇火山博物館」に着いたのが18時近いので、焦る時間ではないがしばらくはウェットコンディションな部分が多いので余裕をもって下った

ちなみに僕の行った時は南阿蘇に下る『阿蘇南登山道(吉田線)』は通行止めだったが2017年10月4日に開通し、それと同時に時間帯通行規制も解除されたようだ

残すは『阿蘇北登山道(赤水線)』も平成29年度中に復旧を目指しているとの事

足早に下り再び展望の良い区間に差し掛かると夕日と共に牧草地と山々が照らされ美しい景観を下る


本来は来た道を戻るっていうのはあまり好きではないのだけど、この景色を見れただけでも価値はあった

パノラマラインを下り、後は国道を通って宿に戻った

この日の走行は91km 1500m upで終了

久々の晴れ間があり大絶景の阿蘇パノラマラインを堪能できた1日でした

九州自転車旅行 DAY3 まとめ

旅の三日目

兼ねてから憧れていた阿蘇の街を走る日

思いを馳せていた「ミルクロード」は天候悪く正直消化不良

が、それでも美しい牧草地帯を堪能できたと思う

特に「ラピュタの道」は、言葉もでないぐらいの絶景ではあるものの、震災の爪痕がはっきり残るその姿に別の意味で言葉を失ってしまった

気軽に「美しい」と言えないそんな風景に少し戸惑い気持ちの整理がつくまで時間がかかってしまった

ミルクロードにある展望所はそのどれもが素晴らしく、ここは晴れ間がないといかんせん微妙だ

大観峰から少しの間は雨に降られ、さらに霧もあり正直後半は景色の見えない風景にうんざりし帰路につこうかと思ったその時、城山展望所から見えた晴れ間は大いにモチベーションを上げ、結果すばらしいパノラマラインを堪能できた事が、この日の大きな収穫だった

とにかくパノラマラインの雄大な景色は息をつかせないぐらい続き、青空も相まって本当に美しい景色の連続に興奮した

「草千里ケ浜」は霧で断念したものの、この天気の中、青空があっただけでも今日の所は良しなのかもしれない

広い露店風呂につかりながら、今日の見た風景を思い返し・・また今日も「いい1日」だったと思えた事が、たぶんこの日の一番の収穫だったのだと思う

明日は本格的に天気が悪い予報。布団に入り代替え案を模索しつつ就寝した

天気が悪くとも旅は続く・・まだ後10日間も・・

また明日「いい1日だった」と思い返せるそんな1日があれば、その旅の1日は成功なのだと思う

九州自転車旅行 三日目 完

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